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クーラントの基礎講座

  • クーラントって何ですか??
  • クーラントは車の故障を防ぐのに
    重要な必要不可欠なものだよ。
  • 見たことも、聞いた事も
    ないけど・・・
  • !? じゃあ、
    説明してあげよう。

クーラントとは?

クーラントとは、不凍液とも呼ばれ、よく LLC(Long Life Coolant)SLLC(Super Long Life Coolant)と呼ばれます。

普通の水でもエンジンの冷却だけであれば可能ですが、凍結によるエンジンの破損、錆の発生などの原因となるため、
凍結防止性能や防錆性能のあるクーラントが自動車の冷却システムには使われています。

LLCの役割

凍結防止だけではなく、エンジンを守るために様々な効果があります。

  • 1. 冷却系統の腐食防止(錆)
  • 2. オーバーヒート防止
  • 3. 凍結防止

クーラントの種類や濃度

LLC(Long Life Coolant)
ロングライフ化された不凍液。
日本の自動車メーカーでは赤や緑が多い。
SLLC(Super Long Life Coolant)
LLCをさらに高性能・長寿命化した不凍液。
日本の自動車メーカーではピンクや青が多い。
濃度

濃度によって凍結温度がかわってきます、ただ濃すぎると逆に凍結温度が上がってしまいます。 また、濃度が薄いと防錆性能等が不足してしまう場合もあります。

  • 30%
    凍結保証温度:-15度前後
    50%
    凍結保証温度:-35度前後
    100%
    水で必要な濃度に希釈して使用します。

クーラントって
何でできてるの?

エチレングリコールが主成分で他に防錆剤や染料などいくつかの原料が入っています。

原料
主な用途
エチレングリコール
凍らないための主成分
防錆剤
鉄、アルミ、黄銅等金属を錆びないように数種類を配合
冷却性確保のため配合
染料
オイルやほかの液体との識別、視認性を向上させリザーブタンク内の液位が見えるように配合。

クーラントを使った冷却システムってどうなってるの??

例:エンジンの冷却システム
  1. エンジン内部を冷却
  2. 高温になった冷却液はラジエーターへ
  3. ラジエーターで周囲に放熱して冷却
  4. 再びエンジンへ※冷却液の循環にはウォーターポンプが使われています。

冷却系統のトラブルの
原因と影響

正しくクーラントを使用しないと様々なトラブルの原因となる可能性が…

(1)錆・腐食の発生

原因
  • 低品質の⇒低品質(防錆能力不足)のLLCの使用
  • LLC長期間使用による防錆能力の低下
  • LLCの濃度不足による防錆能力の低下
  • 水道水以外の水の使用
影響
  • 錆の発生
  • 金属の腐食
  • 水アカの堆積
ウォーターポンプの作動不良
エンジンブロック・ラジエーターの穴あき

(2)オーバーヒート

原因
  • 冷却系統の目詰まり
  • 錆・腐食等による冷却液の漏れ
  • 冷却液の不足
  • 冷却液の濃度が不適切
影響
  • 放熱性の悪化
  • オーバーヒート
エンジンの焼き付き

(3)凍結

原因
  • 低濃度LLCの使用
  • 水道水等の補充による、冷却液の濃度低下
影響
  • 冷却液が凍結・体積膨張
シリンダーブロックの破損
ラジエーターの破損
エンジントラブルを避ける
ためにも定期的な
交換など、
正しい使い方が大切だよ。

定期交換の時期や距離は自動車メーカーごとに設定されているので、
交換基準は確認してみてください。
例えば自動車会社AのSLLCでは以下のように設定されています。

SLCC
初回 7年または16万km
2回目以降 4年または8万km
※年数と距離の早い方で交換となります。